「歯科で食いしばりを指摘されました。」
「朝起きると顎が疲れている気がします。」
「口を大きく開けると違和感があります。」
このようなお悩みで来院される方は少なくありません。食いしばりや歯ぎしりというと、「顎」や「歯」だけの問題と思われがちです。しかし、現在の歯科医学では、食いしばりや歯ぎしりは一つの原因だけで起こるものではなく、さまざまな要因が関係すると考えられています。
以前は「噛み合わせが悪いことが原因」と考えられることもありましたが、現在ではその考えだけでは説明できないことが分かってきました。睡眠中の歯ぎしりは睡眠や脳の働きとの関係が注目されており、日中の食いしばりについても、無意識に上下の歯を接触させる習慣(TCH:上下歯列接触癖)などが関係すると考えられています。つまり、食いしばりや歯ぎしりは「顎だけ」を見ればよいというものではありません。