「病院で検査を受けたけれど、異常はないと言われました。でも、まだ痛いんです。」
施術をしていると、このようなお話を伺うことがあります。
レントゲンやMRIなどの検査を受けても、大きな異常は見つからなかった。それでも腰が痛い、肩や首がつらい、身体を動かしにくい。
「異常がないなら、この症状は何なのだろう?」
「気にしすぎなのだろうか?」
そう不安になる方もいらっしゃいます。
まず大切なのは、「異常なし」という検査結果と、現在感じている症状を分けて考えることです。
「異常なし」は大切な情報です
最初にお伝えしたいのは、病院で検査を受けることには大切な意味があるということです。
強い痛みや突然現れた症状の中には、病気やケガが背景にある場合があります。
レントゲンやMRI、血液検査などによって、そのような問題がないか確認することは重要です。
そのため、「異常なし」という結果は「何も分からなかった」という意味ではありません。
大きな病気やケガにつながる所見が確認されなかったこと自体が、身体の状態を考えるための重要な情報になります。
検査で分かることと、身体を動かして分かること
一方で、検査と身体を動かして確認することでは、見ているものが異なります。
私たちは日常生活の中で、
立ち上がる。
歩く。
振り向く。
しゃがむ。
物を持ち上げる。
といったさまざまな動作をしています。
そのため画像検査で大きな問題が確認されなくても、
「この方向へ動かすと痛い」
「右と左で動き方が違う」
「長時間座った後だけつらい」
「朝起きた時だけ動きにくい」
といったことがあります。
こうした情報は、実際に身体を動かしたり、どのような場面で症状が出るのかを確認したりすることで分かることがあります。
「異常なし=気のせい」ではありません
検査で異常が見つからないと、
「自分が気にしすぎているのかな」
「痛みに弱いだけなのかな」
と思ってしまう方もいらっしゃいます。
しかし、検査で大きな異常が確認されなかったことと、実際に感じている痛みや違和感が存在しないことは同じではありません。
痛みには身体の組織の状態だけでなく、身体の動き、これまでの症状の経過、睡眠、疲労など、さまざまな要素が関係します。
そのため、「異常なしと言われたのだから我慢しなければ」と考える必要はありません。
同じ「腰痛」でも身体の状態は違います
例えば腰痛でも、
前へ身体を倒すと痛い方。
後ろへ反らすと痛い方。
長時間座った後につらい方。
朝起きた時につらい方。
歩いているとつらくなる方。
など、症状の現れ方はさまざまです。
首や肩の症状についても同じです。
「どこが痛いか」という情報だけではなく、
「どのような動きでつらいのか」
「いつ症状が出るのか」
「何をすると楽になるのか」
まで確認することで、身体の状態を考えるための情報が増えていきます。
当院では「どうするとつらいのか」を確認します
大地鍼灸整骨院では、「どこが痛いですか?」だけで施術方法を決めることはありません。
例えば腰痛であれば、
朝起きる時につらい。
椅子から立ち上がる時につらい。
長く歩くとつらい。
物を持ち上げる時につらい。
では、身体へ加わる負担や動き方が異なります。
そこで実際に身体を動かしていただき、動く範囲や左右差、症状が出る動作などを確認します。
症状名だけで判断するのではなく、「その人の身体が現在どうなっているのか」を確認してから施術を考える。
これは当院が施術を行ううえで大切にしていることです。
病院と整骨院・鍼灸院では役割が違います
病院と整骨院・鍼灸院は、どちらが良い・悪いというものではなく、それぞれ役割が異なります。
病気やケガが疑われる場合には、医療機関で適切な診察や検査を受けることが重要です。
当院でも、症状や経過から医療機関での確認が必要だと考えられる場合には、受診をおすすめします。
そのうえで、医療機関で大きな異常は確認されなかったものの身体のつらさが続いている場合には、身体の動きや日常生活での身体の使い方などを確認してみることも一つの方法です。
医療機関での検査結果を否定するのではなく、検査結果も身体を考えるための情報の一つとして大切にするというのが当院の考え方です。
当院でどのようにお話を伺い、身体の状態を確認して施術を進めるのかは『施術の流れ』で詳しくご紹介しています。
当院でどのようにお話を伺い、身体の状態を確認して施術を進めるのかは『施術の流れ』で詳しくご紹介しています。
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「異常なし」と言われた後に確認してみたいこと
もし検査で大きな異常がないと言われても症状が続いている場合には、一度次のようなことを振り返ってみてください。
・どのような動きでつらくなるのか
・朝と夜では症状に違いがあるか
・仕事の日と休日では違うか
・動いた後に楽になるのか、つらくなるのか
・以前と比べてできなくなった動作はないか
こうして症状を具体的にしていくと、単に「腰が痛い」「肩がつらい」というだけでは分からなかった特徴が見えてくることがあります。
まとめ
病院で「異常なし」と言われることは、大きな病気やケガにつながる所見が確認されなかったという大切な情報です。
一方で、それでも身体に痛みや違和感が残ることがあります。
その場合には、
「どこが痛いのか」だけではなく、
「いつ、どのような動きでつらいのか」
という別の角度から身体を確認してみることも大切です。
大地鍼灸整骨院では、検査結果を尊重しながら身体の動きや症状の出方を確認し、その方の状態に合わせて施術方法を考えています。
「検査では異常がないと言われたけれど、身体のつらさが続いている」という場合には、お身体の状態についてご相談ください。