「YNSAって普通の鍼と何が違うんですか?」初めてYNSAを受ける患者様の多くが、最初に聞かれるのがこの質問です。
YNSA(山元式新頭鍼療法)は、1980年代に宮崎県の医師・山元敏勝先生によって体系化された頭皮鍼療法です。頭にある反射区を利用し、身体全体の反応をみながら施術を行うことが特徴です。
一方、ここでいう「普通の鍼」とは、筋肉や関節、痛みのある場所や関連する部位に鍼を行う、一般的によく行われている鍼施術のことを指しています。
もちろん、鍼灸にはさまざまな流派や考え方があり、施術方法も鍼灸院によって異なります。そのため、「どちらが優れている」というものではありません。今回は、YNSAと一般的な鍼との違いについてご紹介します。
違い① 頭の反射区を利用して施術を行います
一般的な鍼では、肩こりであれば肩や首、腰痛であれば腰やお尻など、症状がある場所や関連する筋肉へ鍼を行うことが多くあります。
一方、YNSAでは頭にある反射区を利用して施術を行います。反射区とは、身体の各部位と関係していると考えられている場所です。例えば肩こりだからといって、必ず肩に鍼をするわけではありません。
頭にある反射区の反応を確認しながら施術を行い、お身体全体の状態をみていくことがYNSAの特徴の一つです。
違い② その日の身体の反応を大切にします
肩こりや腰痛といっても、その原因や身体の状態は一人ひとり違います。そのためYNSAでは、「肩こりだからこの場所」というように施術を決めるのではなく、その日に反応がみられるポイントを確認しながら施術を進めます。
同じ患者様でも、前回と施術する場所が変わることは珍しくありません。症状だけを見るのではなく、その日のお身体の状態を大切にしていることもYNSAの特徴です。
違い③ 身体の変化を確認しながら施術を進めます
YNSAでは、鍼をしたあとに首や肩、腰などを実際に動かしていただき、身体の反応を確認しながら施術を進めることがあります。「首が回しやすくなりました。」「腰を曲げるのが少し楽です。」このように、お身体の変化を患者様と一緒に確認しながら、その日の施術を組み立てていきます。
もちろん、すべての方が施術中に大きな変化を感じるわけではありません。しかし、その場の身体の反応を確認しながら施術を進められることも、YNSAならではの特徴の一つです。
どちらが良いということではありません
「普通の鍼とYNSAでは、どちらが効果がありますか?」このご質問もよくいただきます。
私自身は、どちらが優れているというものではないと考えています。一般的な鍼には一般的な鍼の考え方があり、YNSAにはYNSAならではの考え方があります。大切なのは、「どちらを受けるか」ではなく、「その方のお身体に合った施術を選ぶこと」です。そのため当院では、お身体の状態やお悩みをしっかり確認したうえで、患者様に合った施術をご提案しています。
こんな方はYNSAをご相談ください
YNSAは、次のような方からご相談いただくことが多い施術です。
・長年、肩こりや頭痛を繰り返している方
・病院で検査を受けても大きな異常はないと言われたものの、不調が続いている方
・一般的な鍼治療を受けたことはあるけれど、違うアプローチも試してみたい方
・痛い場所だけでなく、身体全体をみながら施術を受けたいと考えている方
もちろん、YNSAがすべての方に適しているわけではありません。まずはお話を伺い、お身体の状態を確認したうえで、その方に合った施術方法を一緒に考えていきます。
「普通の鍼との違いをもっと知りたい。」
「自分にはどちらが合っているのだろう。」
そのような疑問をお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。